モノが増える生活というのは心とつかがっていると思います。自分の周辺が片付いていると、不思議に心もすっきりするものです。小川糸さんの代表作『食堂かたつむり』では、主人公倫子による愛情のこもったおもてなしがひとつひとつ丁寧に描かれます。主人公はこのことにより、自身の人生も満たされていくとうものでした。この小説『食堂かたつむり』同様、小川糸さんにはこだわりがあります。
1日1日を大切に丁寧に生きる。そのため、身の回りにあるものこそにこだわります。そのことが「幸福」のベースとなっているものと信じ。「これだけで、幸せ小川糸の少なく暮らす29ヵ条」では、小川糸さんが、1日1日を大切に生きるためのヒントを、「もの選択」を通じて示してくれます。例として、40歳代に入り気付いた人生において、添い遂げられるものを、
ゆっくり時間をかけて、「モノ」を探すことの楽しみ。快適な生活をもとめることを考え、として到達した、「少なく贅沢に」という言葉。今持っているものの数を減はしていくための工夫。この考え・目的により、選ばれた道具や食材、家具など数々の紹介そして、小川さんのドイツの首都やモンゴルでの経験も貴重なヒントに。行き先で最小限のもので生活てわかった、単純な暮らしの醍醐味。小川糸さんの、少なくハイクオリティなものづきあいの全てがここにあります。