趣味がない。周りを見回しても、忙しさのあまりか、「趣味」を持っている。と言うひとは見当たらない。「趣味」って熱中できるものなのか。飽きっぽい私は何をしても続かない。趣味もなく孤独な老後生活も避けたい。しかーし、私にも趣味と言えるかわからないが、「好きかも」と思えるようなものができた。なんとそれは「勉強」 。まだつづく。私はそもそもしっかり勉強と言うものをしたことがない。
どちらかというと、「なぜできない」と悩むくらいできなくて、そして嫌いになった。運良く短大には入ることができたが、受験勉強らしい勉強はまったくしていなかった。その後、普通に一般企業に就職をし、それから数年たって、私にも就きたい職業が見つかった。いざ転職を!!と意気込みだけはすごかったけれど、なんと、一次試験は筆記試験。面接までこぎつけるには、この筆記試験を突破しなければならない。
そしてその筆記試験の内容はSPI試験と適性検査。SPIの内容は国語と数学。国語と「数学」。。。これを知って唖然とした。 数学なんて教科の中で一番苦手。 数学どころか算数の次元。 でもその企業に受かりたい。 とりあえず問題集を買ってはじめました。 案の定さっぱり分からない回答を見るけれど、そもそも、それ以前に問題の意図が読み取れない。 問題集を数冊買ったけれども、とりあえず 一冊に絞り、その一冊を何回も繰り返しました。
そして出来た問題には○を、間もちろん最初は×ばっかりです違った問題には×をつけて繰り返しました。「 分かんない、分かんない、もうやめたい 」 最初はそんな口癖ばっかりでした。 しかし5回ぐらいを過ぎた頃に、ハッとわかる問題が出てくるのです。 これには感動しました。 そしてまた問題集お勧めてそっちに分かる問題が出てきます。 答えが合ってくる回数が多くなると、「あ、出来た」 というように嬉しくなります。
問題を解くことが楽しくなるのです。これは自分でもすごく驚きました。こんなに勉強できるのであれば、もっと早いうちに頑張ればよかった。と後悔の念も頭によぎりましたが、こればかりはしょうがない。時は過ぎるもの。前をみなければ。転職活動も無事に終わり、もうあんなに勉強しなくてもいいんだと思ったのですが、なんとなく物足りない気分。せっかく生まれた気持ち、このままではもったいないと思い、その後、英語の資格試験の勉強を始め、またその後、今度は法律系の勉強も始めました。
また、老後貧乏 にならないためにも、最終的には投資の勉強を始めようと思っています。結果、「嫌だ、嫌だ」といいながらも、それでも進む。そうしたら何かの線を越えたのか、勉強すること自体が楽になる、苦になくなる。逃げないで、諦めないでやればきっと達成できる。勉強だけでなく、どのようなことにも対応できると思うのです。